傍流雑記帳

「本流」をはずれたら、気づいたことがたくさんあった。

本日の映画「新聞記者」

今日は久々に映画を観に行ってきました。

前々から気になっていた「新聞記者」です。

以前、ネットのレビューを見てみたら、概ね高評価でしたが、いわゆるネトウヨの方々が血相を変えて非難しているので(実際に顔は見えませんが・・・)、どんな内容かな、と思っていました。

 

大学新設をめぐる極秘情報を追う新聞記者(シム・ウンギョン)に、内閣情報調査室若手エリート官僚(松坂桃季)が情報をリークして・・・というようなストーリーで、昨今の日本では珍しい政治サスペンスです。

 

安倍政権を揶揄するようなセリフが多く、特に松坂くんの上司が放つ「この国の民主主義は形だけでいいんだ」という言葉は、まさに日本の現状を言い当てていると思います。丹念に描かれる隠蔽体質も、さもありなんという感じです。

 

松本清張を彷彿とさせるような作品ですが、原作者は、東京新聞の記者をしている方だそうで、たぶん実体験に基づいている部分もかなりあるのではないかと思います。

 

とても見応えがある映画で、ネトウヨが怒るのももっとも、という内容でしたが、某シネコンは、安倍政権に忖度して、この作品の上映を見送ったという噂も聞きます。もしそれが真実なら、実に嘆かわしいことですし、ゴジラがいる歌舞伎町の映画館にはもう行きたくありません。

 

お金を払っても損はない映画だと思いますので、良かったら皆さんも是非どうぞ!