プータローの引越し大作戦
来月、いま借りている部屋の更新がくるのですが、日当たりが悪いし、家賃は高いし、なんかちょっと飽きたということで、引っ越しをすることにしました。
ただ、問題なのは、私が現在、無職だということ。
傍流としては、「もう日本のブラックな社会では働けないわ」と思ってしまっているので、困ったものです。
本当は、海外に引っ越したかったんだけど、実はいま、抗鬱剤を服用していて、かかりつけの先生に「もうちょっと、待った方がよくない?」といわれたのでとりあえず近場の物件を探すことに。
東南アジアなんかで「いま、働いてなくて、蓄え取り崩して生活してるんだよね」って言うと、だいたいの人の反応は「へぇー、いいなあ」というものですが、日本では「そんなことが許されると思ってるの!?」っていう感じですから、大変です。
新・金なし、コネなし、タイ暮らし! (ゼロからはじめる異国生活マニュアル)
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サラリーマンだった頃の蓄えがまだあるし、雑収入もあるので、普段、あまり困ることはないのですが、新たに部屋を借りるとなると、不動産屋も大家も無職にはすごく冷たいです。せめて、転職先の内定だけでも取れていないと厳しい感じです。
URの賃貸の場合は、一定額以上の預貯金があって家賃を1年分前払いすればOKのようですが、条件に見合う物件を探してみても、多摩ニュータウンの山奥の老朽団地だったりして、家賃も安くはありません。
「バンコクあたりだったら、パスポート見せるだけでアパートが借りられるのになあ」などと嘆きつつ、10軒近く電話や店舗で問い合わせをしたところ、ア〇マ〇ショップ某支店のがっついた営業さんが「無職OK」の物件を見つけてくれました。鬱っぽい私としては、上出来です。
ハイリスク専門の保証会社が味方になってくれるとのことで、弟に「緊急連絡先」になってもらい、あとは電話での審査のみです。その際、訊かれたのは、離職や引越しの理由、カードや家賃の支払い状況、資産残高などです。
「通帳などをみせてもらうことは出来ますか」と訊かれたけど、結局、見せることなくOKが出ました。
とりあえず、ある程度の預金残高があることと、「今は、ちょっと仕事をしていないけど、基本的に私は信頼できる人間です」とアピールするのがポイントかと思います。
どのくらいの預金残高があればOKなのかはわかりませんが、とりあえず見せ金を調達して、契約時に少しまとまった金額を提示できるようにすれば良いでしょう。
ちなみに、保証料は初回が家賃1か月分で、あとは1年につき1万円だから、すごく高いというわけでもありません。
新居は、東京の国立駅から徒歩約15分の8畳ワンルームで、家賃は管理費込みで47000円代で礼金なし。1人暮らしには十分です。
いま住んでいる中野のマンションの家賃が管理費込みで82000円ですから、大幅ダウンになります。
10代のころから、東京の西側で引越しを繰り返してきましたが、郊外の家賃相場は下がってきているように感じます。
中央線でいうと、吉祥寺当たりまでは、人気エリアが続き割高ですが、それより西に行くと、アパートの空室率が高く、買い手市場です。
無職の方や、ちょっと訳ありな方も、諦めずに頑張ってみてはいかがでしょうか。
ア〇マ〇ショップの営業さんは、よくやってくれましたが、初期費用の明細を見ると、変な消火剤とか、「消臭スプレー散布」みたいな、よく分からないオプションがいくつか含まれていたので、その分は却下。
火災保険もかなり保険料が高かったので、自分で安いところを見つけて契約しました。
しめて約6万円のコストカット。
ネットで口コミをみると、同社の店は、どこもだいたい、こういった「上乗せ」があるようなので、利用する方は要チェックです。
さて、部屋が決まって、次に頭を悩ませたのが、ネット回線をどうするかです。
家電量販店などで、複数の会社の人達に話を聞いたのですが、みんな決まって、「あとからキャンセルできるから、いますぐ工事の申し込みをしろ」と迫るのには、げんなりさせられました。
きっと、厳しいノルマで尻を叩かれているんでしょうが、いろいろ説明されても複雑怪奇で、とても即決なんか出来ません。
携帯とかでも、よくあるパターンですが、「初期費用がこれだけかかりますが、それを分割払いにして、その分を割引するので、実質タダです」みたいな話がいろいろと出てきます。
「それなら最初からタダにしてよ」と言いたいところですが、実はそこに「2年縛り」や「3年縛り」の罠が隠されているというわけです。
また、高額なキャッシュバックを売りにしている業者もありますが、それをもらうまでのハードルがすごく高いという噂もよく聞きます。
たとえば、忘れた頃にキャッシュバックのお知らせメールがくるので、スパム並みに送られてくるメールの中から、それを見落とさないようにするのは、至難の業といった話です。
こういうのって、消費者にはストレスになりますが、そういう仕掛けを考える方も大変ですよね。ほんとにご苦労様です。(私には絶対に出来ない・・・)
ダイヤルアップ接続していた牧歌的な時代が、ちょっと懐かしくなったりします。
結局、新居には、フレッツ光の回線が引いてあって、VDSLなら大げさな工事なしで使えるらしいということで、速度には目をつぶって、ドコモ光を申し込んだのですが、「実際にちゃんと使えるかどうかは、工事をしてみないと分からない」とのこと。
大丈夫かなあ・・・・。